一般的に普通紙というとコピー用紙を指すことが多いですが，当社の普通紙はコピー用紙の1.5倍ほどの厚みがある非常に発色の良い用紙です。白色度が高く，鮮やかな印刷が可能です。紙厚は 90g/m²(120μm) で，表面は画用紙を非常になめらかにしたような質感です。

【ご注意】

• ・普通紙における全面印刷（写真印刷の場合など）は印刷部分にシワ [コピー用紙を湿らせたときに生じる波打つようなシワ] が寄ることがあり，ポスター使用に支障を来たすことがございます。シワを気にする用途の場合はマット合成紙や半光沢紙への印刷をお勧めいたします。また，普通紙への特に暗い色の印刷部分は傷跡や指紋跡が非常に目立ちやすくなりますので，ご注意ください。
• ・写真等の全面印刷も可能ですが，鮮明な印刷をご希望の場合は半光沢紙，フォト光沢紙への印刷をお勧めいたします。

【おすすめの用途】
カラー線画，文字出力，CAD図面，講演演目，式次，など。

当社で使用しているマットコート紙は，上質紙の表面に特殊な薬品を塗布してマット加工している用紙で，発色がよくしっかりした厚みのある用紙です。光沢はありませんが，インクの乗り，白色度が高く，印刷が引き立ちます。紙厚は 143g/m²(200μm) です。表面は画用紙を非常になめらかにしたような質感です。

【ご注意】

• ・インクが全面に乗るようなベタ塗り印刷では，印刷部分(特に黒色や青色などの暗色部分)に多少のシワ [コピー用紙を湿らせたときに生じる波打つようなシワ] が寄ることがございます。また，マットコート紙への暗い色のベタ塗り部分は傷跡や指紋跡が非常に目立ちやすくなりますので，ご注意ください。
• ・デジカメ写真等の全面印刷も可能ですが，鮮明な印刷をご希望の場合は半光沢紙やフォト光沢紙への印刷をお勧めいたします。

【おすすめの用途】
学会ポスター，企業説明ポスター，イベントポスター，カレンダー，など。

当社のマット合成紙は，ポリプロピレン合成樹脂を原料とした耐水性に優れている用紙ですので，屋外での使用も可能です(数週間程度の使用をお勧めしております)。また，耐久性があるので破れにくく，非常に丈夫です。印刷後に普通紙やマットコート紙のようなシワが寄ることはございません。マット系の用紙（普通紙，マットコート紙，マット合成紙）の中では最も色鮮やかに印刷されますので，屋内用としてもお勧めです。紙厚は 110g/m²(160μm) です。表面光沢はございません。

【ご注意】

• ・特に暗めのベタ塗り印刷部分は表面の傷や指紋跡等が目立ちやすいことがございますので，商品到着後の扱いにご注意ください。
• ・黒色のベタ塗り部分は色ムラが生じることがございます。黒色ベタ塗りが含まれるデータは半光沢紙でのご注文をお勧めします。
• ・ビニール素材の上に特殊な表面加工がしてあるため，印刷面に粘着シール等を貼ってはがしますと印刷がはがれてしまうことがございます。ご注意ください。

【おすすめの用途】
短期屋外ポスター，繰り返し使用するポスター，メニュー表，など。

半光沢紙は光による反射を抑えた落ち着いた色合いの印刷が可能な印画紙タイプの用紙です。フォト光沢紙と比べると表面の光沢が抑えられており（微光沢），明るい室内でも掲示可能です。マット系の用紙に比べ，印刷した際のインクのにじみが少なく，非常に鮮明な印刷が可能です。速乾性に優れ，ある程度の厚みがあるので，扱いやすい用紙です。紙厚は 207g/m²(210μm) です。

【おすすめの用途】
光の反射を抑えたい場所で用いるポスター，写真を含むポスターや資料など。

フォト光沢紙はいわゆる写真用紙で，高画質な印刷を得るために，コートの層にさらに専用の特殊コーティングが施されている，表面に光沢を持つ印画紙タイプの用紙です。普通紙やマット系の用紙に比べ，印刷した際のインクのにじみが少なく，高級感がある鮮やかな発色が得られます。速乾性に優れ，写真印刷としては最適です。紙厚は 207g/m²(210μm) で，程よい厚みがあります。

【ご注意】

• ・フォト光沢紙は高級感を演出できる半面，テカリがある用紙ですので，光の反射で多少見づらくなる場合がございます。明るい屋外やライトの反射が気になる場所での掲示には，半光沢紙をお勧めいたします。

【おすすめの用途】
写真を含むポスターや資料，デジカメ写真印刷，ウェルカムボードなど。