ポスターといえばまず駅に掲示されるものを思い浮かべる方が多いはずです。訴求力の高さでは群を抜いており,もっともポスターのメリットを活かせる場所といえます。
駅に貼られるポスターが効果的な2つの理由
どうして駅のポスターが効果的なのか? まず多くの人の目に触れる可能性があるという不確定要素と,繰り返し目にする機会を作れるという安定要素の両方を備えている点が挙げられます。
駅ポスターは多くの人の目に触れる
毎日たくさんの人が利用する駅なら性別・世代を問わず多くの人の目に触れることができますから,その分情報発信の手段として非常に優れていますし,ターゲットを絞り込みつつも意外な客層をつかむことができます。
日ごろ雑誌やテレビをあまり見ない人がポスターで新製品の発売やイベントを知るといったケースも少なくありません。
駅ポスターは繰り返し人の目に触れる
一方,駅では通勤・通学に毎日のように利用している人もたくさんいます。そうした人の多くはいつも駅構内の同じルートを利用することが多く,そのルートに貼り出されたポスターを連日目にすることになります。
通りすがりにポスターに目を向ける時間は2~3秒程度といわれますが,それが毎日のように続けばポスターの細かい内容を把握できるようになりますし,自然と頭の中に刷り込まれて興味を持つようになるものです。
この不特定多数の人の目に触れる部分と,何度も繰り返してみてもらうチャンスに恵まれるという部分こそ,駅に掲示されるポスターの最大の魅力といってもよいでしょう。
どの駅のどの位置に貼るかも考慮する
ただ,駅に貼れば高い効果が得られるというわけでは決してありません。どの駅の,どの位置に貼るかによって効果がまったく違ってきます。駅といってもそれぞれ環境が違いますから,その駅に合わせたポスターを選ぶ必要があるわけです。
たとえば渋谷のような若い世代が多く利用する駅に貼られるポスターではファッションや美容関連,さらに大規模なイベント告知といった内容が適していますし,秋葉原や池袋のようにアニメ・ゲームといった特定のポスターの宣伝効果が非常に高いエリアもあります。あるいはさまざまな路線が乗り入れしているターミナル駅なら旅行・観光関連のポスターが非常に効果的です。
そのほか駅の利用者の年齢層も考慮したうえでどの駅にどんなポスターが合うのかをよく考えていく必要があるわけです。
駅に貼るメリットを十分活かす
また先ほど挙げた通勤・通学に利用する人がよく通る場所に貼るか,待ち合わせに利用される場所に貼るかによって目に触れる頻度や一度に見る時間も違ってきますから,駅に貼るメリットを十分に活かせる形で活用方法を考えていくことが重要になってくるでしょう。